iPadにペットを飼ってみた

iOS 5にペット機能が追加されていました。

そのペットの名前はAssistiveTouchといいます。

いつもは画面の隅っこのほうで薄い色になって控え目にたたずんでいるんですが、iPadを回転させたりすると動いて「お座り」と言われた場所に移動します。移動する時に、たまに移動する方向を間違えて、いったん進みだした方向から引き返してくることがあってこのお茶目な動きに心が和みます。

アイコンが白丸で表情がないのですが、犬や猫や鳥などのアイコンに変えられて表情が変わったりするともっと愛おしくなりそうです。

そんなペットのようなAssistiveTouchですが、一応実用的な面もあって、画面タップでホームに戻ることが出来るようになります。

最初試してみた時には、AssistiveTouchのアイコンをタップして、表示されたメニューから「ホーム」をタップと2回タップすることになるので、普通にホームボタンを1回押した方が早いと思いました。しかし、ちょっと無理やり使ってみているとAssistiveTouchでホームに戻った方が楽な場合もあることに気が付きました。というのも、ホームボタンを押し込むにはしっかりとつかんでいないといけないのですが、画面のタップだと片手のみの操作でしかもほんの少しの力でできるです。

ホームに戻る他に、便利な使い途はないかとジェスチャーの登録をやってみたのですが、複数本の指で行うジェスチャーの登録でつまづきました。

例えば、4本指で直前に実行したアプリに切り替えるジェスチャーを登録しようとすると、登録画面が直前に実行したアプリの画面に切り替わってしまって登録できないのです…。

複数本のジェスチャーがそのまま実行されてしまって登録できないのですね。

何か登録する方法があるはずだろうと、ユーザーガイドを見たりネットで調べたりしたのですが、それらしい記述はどこにもありません。

しようがないので、思いつく方法をいろいろと試してみました。

そして、ようやく気が付きました。

どうやら、複数本の指で行うジェスチャーは、1本づつジェスチャーを登録すれば複数本のジェスチャとして登録できるようです。(詳しい手順はこちら

そしてついに画面を切り替える4本指ジェスチャーを登録できたのですが、使ってみると再生動作がぎこちなくて、いじらしいのですが、どんなに贔屓目にみても実用的とは言えません^^;

登録したジェスチャーをメニューから呼び出さずに、1本指の特殊なジェスチャーに割り当てることができればまだ使える気がしないでもないんですけども。Firefoxのアドオンなんかにあるマウスジェスチャーのような感じですね。

しかし、基本は怪我をしている人など不自由な人むけの機能なので、健康な人があまり便利に感じられなくてもそれが普通です。

というわけで、めちゃくちゃ便利というわけでないですが、表示させているだけで何だが和んでペットのようなので私のお気に入りの機能です。